地震が発生すると、「津波注意報」や「津波警報」が発表されることがあります。
テレビやスマートフォンで速報を見ても、
- 「津波注意報と津波警報は何が違うの?」
- 「注意報なら海に近づいても大丈夫?」
- 「警報が出たらどこへ逃げればいい?」
- 「大津波警報との違いは?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、津波注意報は海の中や海岸付近で危険がある状態、津波警報は沿岸部に重大な被害が発生するおそれがある非常に危険な状態を示します。
どちらが発表されても、海岸や河口には近づかないことが大切です。
この記事では、津波注意報と津波警報の違い、発表基準、取るべき行動についてわかりやすく解説します。
津波注意報とは?
津波注意報とは、海面変動によって海の中や海岸付近で被害が発生するおそれがある場合に発表される情報です。
一般的には、予想される津波の高さが20cm以上1m以下の場合に発表されます。
津波の高さが1m未満でも、
- 海水浴
- サーフィン
- 釣り
- 港での作業
などは非常に危険です。
「小さな津波だから大丈夫」と考えてはいけません。
津波警報とは?
津波警報とは、津波によって沿岸部に大きな被害が発生するおそれがある場合に発表される情報です。
一般的には、予想される津波の高さが1mを超え3m以下の場合が対象です。
この規模になると、
- 人が流される
- 木造家屋への被害
- 港湾施設の損傷
などが発生する可能性があります。
沿岸部では、直ちに高台や津波避難ビルなど安全な場所へ避難する必要があります。
大津波警報とは?
さらに危険度が高いのが大津波警報です。
一般的に、予想される津波の高さが3mを超える場合に発表されます。
この規模では、
- 家屋の流失
- 車の流失
- 広い範囲で甚大な被害
- 命に関わる危険
が想定されます。
東日本大震災でも大津波警報が発表されました。
津波注意報と津波警報の違い
| 比較項目 | 津波注意報 | 津波警報 |
|---|---|---|
| 危険度 | 高い | 非常に高い |
| 予想される津波の高さ | 20cm以上1m以下 | 1m超〜3m以下 |
| 主な被害 | 海中・海岸で危険 | 人や建物への被害のおそれ |
| 行動 | 海岸・河口に近づかない | 直ちに高台へ避難 |
津波注意報でも避難した方がいい?
海岸付近や港、河口にいる場合は、すぐにその場を離れましょう。
特に、
- 海水浴場
- 漁港
- 防波堤
- 河口付近
は危険です。
津波は川をさかのぼることもあるため、河川沿いも注意が必要です。
津波警報が出たらどうする?
津波警報が発表されたら、
できるだけ早く高台へ避難
することが最優先です。
避難するときは、
- 徒歩で避難する
- 指定避難場所へ向かう
- 津波避難ビルを利用する
- 海岸を見に行かない
ことが重要です。
津波は何度も来る
津波は1回だけではありません。
第2波、第3波の方が高くなることもあります。
そのため、
警報や注意報が解除されるまでは絶対に海岸へ戻らないようにしましょう。
津波はどのくらいの速さ?
津波は沖合ではジェット機並みの速度になることがあります。
沿岸に近づくと速度は落ちますが、それでも非常に速く、人が走って逃げ切ることは困難です。
そのため、地震を感じたら「警報が出るのを待つ」のではなく、自ら早めに避難を始めることが大切です。
津波警報が出なくても危険?
震源が近い地震では、津波が数分で到達することもあります。
そのため、
- 強い揺れを感じた
- 長く揺れた
場合は、警報を待たずに高台へ避難することが推奨されています。
よくある質問
津波注意報なら海を見に行ってもいい?
いいえ。
津波注意報が発表されている間は、海岸や河口には近づかないでください。
津波は川にも来ますか?
はい。
津波は川を逆流することがあります。
そのため、河口だけでなく河川沿いも危険です。
注意報が解除されたら安全?
解除後も周囲の状況を確認し、自治体や気象庁の最新情報を確認することが大切です。
地震のときに覚えておきたい行動
津波から命を守るためには、次の「3つの早い」が重要です。
- 早く逃げる
- 高い場所へ逃げる
- 最後まで戻らない
迷っている時間が命を左右します。
まとめ
津波注意報と津波警報の違いをまとめると、
- 津波注意報:海の中や海岸付近で危険があるため、海岸や河口には近づかない
- 津波警報:人や建物への被害が予想されるため、直ちに高台へ避難する
- さらに危険なのが大津波警報
- 津波は繰り返し来るため、解除されるまで海へ戻らない
- 強い地震を感じたら、警報を待たずに避難を始めることが重要
津波は到達までの時間が短く、わずかな判断の遅れが命に関わることがあります。
日頃から避難場所や避難経路を確認し、いざというときに迷わず行動できるよう備えておきましょう。


