新米と早場米の違いは?どっちがおいしい?収穫時期や意味をわかりやすく解説

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秋になるとスーパーやお米屋さんでよく見かける「新米」の文字。

一方、夏ごろから「早場米(はやばまい)」として販売されているお米を見かけることもあります。

「新米と早場米は何が違うの?」
「早場米も新米なの?」
「どっちがおいしい?」

と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、新米と早場米は分類する基準が違います。

新米は「収穫・包装された時期」に関係する表示であるのに対し、早場米は一般的に「通常より早い時期に収穫・出荷されるお米」を指します。

そのため、早場米であり新米でもあるお米もあります。

この記事では、新米と早場米の違いを、収穫時期や味なども含めてわかりやすく解説します。

新米と早場米の違いを簡単に比較

まずは違いを表で見てみましょう。

比較 新米 早場米
主な意味 その年に収穫され、一定期間内に包装されたお米 一般的な収穫期より早く収穫・出荷されるお米
基準 食品表示上のルールがある 収穫・出荷時期を表す一般的な呼び方
収穫時期 地域・品種によって異なる 主に夏~初秋
特徴 その年に収穫された新しいお米 新米シーズンを先取りできる
代表的な産地 全国 千葉・茨城・宮崎・鹿児島・高知など
品種や産地による 品種や産地による

簡単にまとめると、

新米=その年に収穫された新しいお米を示す言葉

早場米=ほかの産地などより早く収穫・出荷されるお米

と考えるとわかりやすいでしょう。

新米とは?

新米とは、一般的にはその年に収穫された新しいお米を指します。

ただし商品に「新米」と表示する場合にはルールがあります。

食品表示基準では、原料玄米について「新米」と表示できるのは、その年に収穫された玄米で、その年の12月31日までに容器包装されたものです。

精米の場合は、その年に収穫された原料玄米を、その年の12月31日までに精米・包装したものが新米表示の対象になります。

つまり、

「今年収穫されたお米なら、いつまでも新米と表示できる」

というわけではありません。

早場米とは?

早場米とは、一般的な稲刈りシーズンよりも早い時期に収穫・出荷されるお米のことです。

地域によって異なりますが、一般的なお米の収穫が本格化する秋より早く、夏から収穫されるお米などが早場米と呼ばれます。

特に温暖な地域では田植えや稲刈りを早く行えるため、早い地域では7月ごろから新米が出荷されることがあります。

早場米は、

「できるだけ早く今年のお米を食べたい」

という人にとって、新米シーズンを一足早く楽しめるお米といえるでしょう。

早場米も新米なの?

ここが最も間違えやすいポイントです。

早場米と新米は対立する言葉ではありません。

例えば、その年の8月に収穫された早場米を同年中に精米・包装し、食品表示基準を満たして「新米」と表示するケースがあります。

つまり、

「早場米」かつ「新米」

というお米は普通に存在します。

早場米は「収穫時期が早い」という特徴を表し、新米は「その年に収穫されたお米を一定の条件で表示する」という違いがあります。

新米はいつから出回る?

「新米=9月や10月」というイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、新米が出回る時期は全国一律ではありません。

日本は南北に長いため、地域によって稲刈りの時期が大きく異なります。

温暖な地域では夏から新米が出回り始めます。

一方、東北や北陸など米どころでは9月~10月ごろに新米の流通が本格化します。

そのため、日本では夏から秋にかけて産地を変えながら新米を楽しむことができます。

早場米の代表的な産地は?

早場米の産地として知られている地域には、

・千葉県
・茨城県
・宮崎県
・鹿児島県
・高知県

などがあります。

例えば千葉県では、全国的に見ても比較的早い時期に新米が出荷されます。

「ふさおとめ」「ふさこがね」など、千葉県ならではの品種もあります。

宮崎県など九州南部でも早期水稲が栽培され、夏から新米が市場に登場します。

ただし収穫時期は、その年の天候や品種、地域によって変わります。

新米と早場米はどっちがおいしい?

「新米と早場米なら、どっちがおいしいの?」

という疑問もあるでしょう。

結論としては、新米か早場米かだけでは、どちらがおいしいとは決められません。

なぜなら、早場米の中にも新米があるからです。

お米のおいしさは、

・品種
・産地
・栽培方法
・収穫時期
・乾燥や精米方法
・保存状態
・炊き方

など、さまざまな条件によって変わります。

「早場米だから味が劣る」というわけではありません。

早場米でも、品種や保存状態などが良ければ十分おいしく食べられます。

新米がおいしいと感じる理由は?

新米がおいしいといわれる理由の一つが、水分を比較的多く含んでいることです。

炊き上がったご飯は、

みずみずしい
ツヤがある
ふっくらしている

と感じやすい傾向があります。

また、新米ならではの香りや甘みを楽しみにしている人も多いでしょう。

ただし、新米なら必ず古いお米よりおいしいというわけではありません。

品種や保管状態、好みによって評価は変わります。

新米を炊くときは水を減らしたほうがいい?

昔から、

「新米は水分が多いから、炊くときの水を少なくする」

といわれることがあります。

しかし、現在は収穫後の乾燥・品質管理が行われているため、極端に水を減らす必要はありません。

まずは炊飯器の通常の目盛りで炊いてみるのがおすすめです。

もし柔らかすぎると感じたら、次回から少し水を減らすなど、自分の好みに合わせて調整するとよいでしょう。

早場米のメリットは?

早場米の最大の魅力は、その年のお米を早い時期から味わえることです。

一般的な新米シーズンより一足早く、新鮮なお米を楽しめます。

また、早場米の産地や品種を選べば、夏から秋にかけて異なる地域の新米を食べ比べる楽しみもあります。

例えば、

夏 → 九州などの早場米
晩夏~初秋 → 関東などの早場米
秋 → 東北・北陸などの新米

という楽しみ方もできます。

お米好きの人なら「新米リレー」のように産地を変えて食べ比べるのも面白いでしょう。

「古米」とは何が違う?

新米について調べていると、「古米」という言葉も目にします。

一般的には、その年に収穫されたお米を新米と呼ぶのに対して、前年に収穫されたお米を古米と呼ぶことがあります。

さらに古いものについて「古古米」などと呼ばれる場合もあります。

ただし、

新米=必ずおいしい
古米=おいしくない

という単純なものではありません。

適切に温度や湿度を管理して保管されたお米なら、収穫から時間が経っていても品質を保つことができます。

新米と早場米を選ぶならどっち?

選び方は目的によって変わります。

とにかく早く今年のお米を食べたい
→ 早場米

秋に旬のお米を楽しみたい
→ 好きな産地・品種の新米

食べ比べを楽しみたい
→ 夏は早場米、秋は各地の新米

という選び方がおすすめです。

「早場米だから新米ではない」と考える必要はありません。

商品を選ぶ際は、「新米」「早場米」という言葉だけでなく、産地・品種・産年・精米時期なども確認してみましょう。

まとめ|新米と早場米は「意味の基準」が違う

新米と早場米の違いを簡単にまとめると、

新米
→ その年に収穫され、一定の条件を満たして新米と表示されるお米

早場米
→ 一般的な稲刈りシーズンより早く収穫・出荷されるお米

です。

つまり、新米と早場米は「どちらか一方」に分かれるものではありません。

早場米であり、同時に新米でもあるお米があります。

夏に収穫された早場米を「今年最初の新米」として楽しみ、その後、秋になったら東北や北陸など各地の新米を楽しむのもおすすめです。

「どちらがおいしいか」よりも、産地や品種、好みで選ぶと自分に合ったお米を見つけやすいでしょう。

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