大雨警報と大雨特別警報の違いは?どっちが危険?避難のタイミングもわかりやすく解説

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大雨が続いていると、テレビやスマホで「大雨警報」や「大雨特別警報」という言葉を目にすることがあります。

「大雨警報と大雨特別警報は何が違うの?」
「特別警報が出るまで避難しなくても大丈夫?」
「どっちが危険なの?」

と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、大雨特別警報のほうが大雨警報よりはるかに深刻な状況です。

ただし、大雨警報の段階でも災害が発生する危険性があります。

「特別警報が出てから逃げればいい」という考え方は危険です。

この記事では、大雨警報と大雨特別警報の違い、危険度、発表されたときに取るべき行動などをわかりやすく解説します。

大雨警報と大雨特別警報の違いを簡単に比較

まず、違いを簡単に比較してみましょう。

比較 大雨警報 大雨特別警報
危険度 高い 極めて高い
発表する機関 気象庁 気象庁
主な意味 大雨による重大な災害のおそれ 大雨警報の基準をはるかに超える大雨で重大な災害が発生している可能性が高い
主な対象災害 土砂災害・浸水害 土砂災害・浸水害
取るべき対応 避難情報や危険度を確認し、必要なら避難 命を守るため最善の行動を取る

簡単にいうと、

大雨警報=重大な災害が起こるおそれがある

大雨特別警報=すでに重大な災害が発生している可能性が高い極めて危険な状況

という違いがあります。

大雨警報とは?

大雨警報は、大雨によって重大な災害が発生するおそれがあると予想されたときに気象庁が発表する警報です。

大雨によって心配される代表的な災害には、

・土砂災害
・低い土地の浸水
・河川の増水や氾濫

などがあります。

「警報だからまだ大丈夫」と考えてはいけません。

大雨警報が発表されている時点で、重大な災害が発生する可能性がある状況です。

なお、大雨警報には「大雨警報(土砂災害)」や「大雨警報(浸水害)」があります。

自宅周辺で何の危険性が高まっているのか確認することが重要です。

大雨特別警報とは?

大雨特別警報は、台風や集中豪雨などによって、数十年に一度程度しか発生しないような大雨となる可能性が高まった場合などに発表される特別警報です。

大雨警報よりさらに危険な状況を示しています。

気象庁は大雨特別警報について、災害がすでに発生している可能性が極めて高く、警戒レベル5に相当する状況としています。

つまり、大雨特別警報が発表されてから避難を始めようとしても、すでに道路が冠水していたり、河川が氾濫していたりする可能性があります。

そのため、大雨特別警報が発表されるのを待って避難するのでは遅い場合があります。

どっちが危険?

危険度が高いのは、大雨特別警報です。

イメージすると、

大雨注意報

大雨警報

大雨特別警報

と危険度が高くなります。

ただし、ここで注意したいのは「大雨特別警報が出なければ大災害は起こらない」という意味ではないことです。

特別警報が発表されていなくても、大雨によって土砂崩れや河川の氾濫、住宅への浸水などが発生することがあります。

大雨警報の段階から危険度分布(キキクル)や自治体の避難情報を確認することが重要です。

大雨特別警報=避難指示ではない

ここは間違えやすいポイントです。

大雨特別警報と避難指示は同じものではありません。

大雨特別警報は気象庁が発表する防災気象情報です。

一方、避難指示などの避難情報は市町村が発令します。

そのため、

「大雨特別警報が出たら避難する」

のではなく、

自治体からの避難情報や自宅周辺の危険度を確認して、それより前の段階から必要な避難行動を取る

ことが重要です。

警戒レベルとの関係は?

大雨のときは「警戒レベル」という言葉もよく聞きます。

基本的な避難行動の目安は次のようになります。

警戒レベル3:高齢者等避難

高齢者や障害のある人、乳幼児がいる家庭など、避難に時間がかかる人は危険な場所から避難を始めます。

警戒レベル4:避難指示

危険な場所にいる人は全員避難する段階です。

警戒レベル5:緊急安全確保

すでに災害が発生または切迫している状況です。

命の危険が迫っているため、直ちに安全を確保します。

大雨特別警報は、警戒レベル5相当の情報です。

重要なのは、警戒レベル5になるまで待たないこと

避難が必要な場所に住んでいる人は、基本的に警戒レベル4の避難指示までに避難することが大切です。

「特別警報が出ていないから安全」は間違い

大雨のニュースを見ていると、

「まだ特別警報じゃないから大丈夫」

と思ってしまうことがあります。

しかし、この考え方には注意が必要です。

特別警報は「これから危険になるから避難準備を始めましょう」という情報ではありません。

発表された段階では、すでに重大な災害が発生している可能性があります。

そのため、

注意報 → 情報収集
警報 → 危険度や避難情報を確認
避難指示 → 危険な場所から全員避難
特別警報 → 命を守る最善の行動

という意識を持っておくとよいでしょう。

大雨警報が出たらどうすればいい?

大雨警報が発表されたら、まず自宅や現在地の災害リスクを確認します。

特にチェックしたいのが、

・ハザードマップ
・気象庁のキキクル
・自治体の避難情報
・河川の水位情報
・雨雲の動き

などです。

自宅が土砂災害警戒区域や浸水想定区域にある場合は、早めの避難を検討します。

高齢者や小さな子どもなど避難に時間がかかる人がいる家庭では、さらに早めの行動が重要です。

大雨特別警報が出たらどうすればいい?

大雨特別警報が発表された地域では、極めて危険な状態になっている可能性があります。

すでに避難所へ向かうこと自体が危険になっているケースも考えられます。

例えば道路が冠水しているのに無理に外へ出ると、かえって危険です。

その場合は状況に応じて、

・崖や斜面から離れた部屋へ移動する
・浸水のおそれがある場合は建物の高い階へ移動する
・近くの頑丈な建物へ緊急的に移動する

など、その時点でできる「命を守るための最善の行動」を取ります。

ただし、これはあくまで避難が間に合わなかった場合などの緊急対応です。

原則として、危険になる前に安全な場所へ避難しておくことが重要です。

大雨特別警報が解除されたら安全?

大雨特別警報が解除されたからといって、すぐに安全になるわけではありません。

雨が弱くなった後でも、

・地盤に大量の水が含まれている
・河川の水位が高い
・上流から水が流れてくる
・土砂災害の危険性が続いている

といったケースがあります。

特に土砂災害は、雨が弱くなった後に発生することもあります。

警報や避難情報などが解除されるまで、引き続き最新情報を確認しましょう。

まとめ|大雨警報と大雨特別警報の最大の違いは危険度

大雨警報と大雨特別警報の違いを簡単にまとめると、

大雨警報
→ 大雨によって重大な災害が発生するおそれがある状態

大雨特別警報
→ 大雨警報の基準をはるかに超え、重大な災害がすでに発生している可能性が高い極めて危険な状態

です。

大雨特別警報のほうが危険度は高いものの、最も重要なのは**「特別警報が出るまで避難を待たない」こと**です。

危険な場所に住んでいる場合は、自治体から警戒レベル4の避難指示が発令された段階までに避難するのが基本です。

大雨が予想されるときは、ハザードマップや気象庁のキキクル、自治体の避難情報などを早めに確認しておきましょう。

「まだ大丈夫」と判断するのではなく、自分がいる場所の危険度を確認して早めに行動することが命を守ることにつながります。

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