映画やドラマの公開前に目にする「ティザー映像」と「予告編」。
どちらも作品を宣伝するための映像なので、
「ティザーと予告編って何が違うの?」
「短い予告編がティザー?」
「ティザーPVと予告編は同じもの?」
と疑問に思ったことがある人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ティザーは作品への興味や期待を高めることを重視した宣伝で、予告編は作品の内容や魅力をより具体的に伝える宣伝という違いがあります。
この記事では、ティザーと予告編の違いについて、意味や目的、公開されるタイミングなどからわかりやすく解説します。
ティザーと予告編の違いを簡単に比較
まずは、主な違いを比較してみましょう。
| 比較項目 | ティザー | 予告編 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 興味・期待を高める | 作品の魅力を伝える |
| 情報量 | 少ない | 比較的多い |
| 内容 | 断片的・謎を残す | ストーリーや見どころを紹介 |
| 公開時期 | 比較的早い | 公開・放送開始が近づいてから |
| 長さ | 短めの傾向 | ティザーより長めの傾向 |
| ネタバレ | 少ない傾向 | 内容がある程度分かることも |
| 主な効果 | 「何だろう?」と思わせる | 「見たい!」と思わせる |
簡単に表現するなら、
ティザー=情報をあえて小出しにして興味を引く
予告編=作品の内容や魅力を紹介して見たくさせる
という違いです。
ただし、作品や配給会社によって名称の使われ方は異なるため、明確な線引きがあるわけではありません。
ティザーとは?
「ティザー(teaser)」は、英語の「tease」に由来する言葉です。
マーケティングでは、商品やサービスの情報を一度にすべて公開せず、一部だけを見せることで消費者の興味を引く手法として使われます。
映画やドラマの場合も同様です。
たとえば、
「主人公の後ろ姿だけが映る」
「謎のセリフだけが流れる」
「タイトルと公開日だけが最後に表示される」
といった映像がティザーとして公開されることがあります。
作品の詳しいストーリーを説明するというより、
「これは何だろう?」「どんな作品になるんだろう?」
と視聴者に思わせることが目的です。
そのため、情報量を意図的に少なくしているケースもあります。
予告編とは?
予告編は、これから公開される映画やドラマなどの内容や魅力を紹介する宣伝映像です。
映画の場合なら、
主人公はどんな人物なのか、どのような事件が起こるのか、どんな世界観なのかといった情報を映像やセリフ、ナレーションなどで伝えます。
ティザーよりも作品について理解できる情報が多く、
「この作品を見てみたい」と視聴者に思ってもらうこと
が大きな目的です。
映画館で本編上映前に流れる映像などをイメージすると分かりやすいでしょう。
一番の違いは「情報を隠すか、伝えるか」
ティザーと予告編の違いを理解するうえでポイントになるのが「情報量」です。
ティザーでは、あえて情報を全部見せません。
たとえば、新作映画のティザーなら、
「暗闇の中を歩く主人公」
「意味深な一言」
「公開日」
だけで終わることも考えられます。
視聴者は、
「何が起きるの?」
「この人物は誰?」
「続きが気になる」
と思うでしょう。
この「気になる」という感情を作るのがティザーの狙いです。
一方、予告編ではストーリーの概要、登場人物、アクションシーンなど、作品を選ぶための情報がより多く盛り込まれます。
つまり、
ティザーは「もっと知りたい」を作るもの、予告編は「本編を見たい」を作るもの
と考えると違いが分かりやすくなります。

