防水と撥水の違いとは?どっちが濡れない?効果や耐久性・使い分けをわかりやすく解説!

当記事はプロモーションを含むことがあります。

雨の日に使う傘やレインコート、靴などを購入するとき、「防水」と「撥水(はっすい)」という表示を見かけることがあります。

どちらも水を防ぐ機能のように思えますが、実は意味や仕組みが異なります。

「防水と撥水はどっちが濡れないの?」「撥水加工があれば大雨でも大丈夫?」「防水と撥水はどちらが長持ちする?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、防水は水が内部に入り込むのを防ぐこと、撥水は素材の表面で水を弾くことです。

この記事では、防水と撥水の違いを比較表や具体例でわかりやすく解説します。さらに、効果や耐久性、用途に応じた選び方についても紹介します。

防水と撥水の違いを比較表で解説

まずは、防水と撥水の主な違いを比較してみましょう。

比較項目 防水 撥水
意味 水が内部に入り込むのを防ぐ 表面で水を弾く
主な仕組み 防水膜やコーティングなどで浸水を防ぐ 表面加工などで水滴を転がりやすくする
大雨への対応 性能によっては対応可能 長時間の雨では浸水する場合がある
水圧への強さ 耐水圧などの性能による 基本的に水圧への抵抗を保証しない
通気性 製品によって異なる 生地本来の通気性を保ちやすい場合がある
耐久性 素材や構造による 摩擦や洗濯などで低下することがある
主な製品 レインウェア、防水バッグ、防水シューズ 傘、ウインドブレーカー、衣類、バッグ

大きな違いは、水を防ぐ場所と仕組みです。

防水は水の侵入を防ぐ機能であるのに対し、撥水は水滴を表面にとどまりにくくする機能です。

なお、防水製品にも撥水加工が施されていることがあります。そのため、防水と撥水は必ずしもどちらか一方だけの機能ではありません。

防水とは?意味と仕組みを解説

防水とは、水が素材や製品の内部に入り込むのを防ぐことです。

例えば、防水仕様のレインコートは、雨水が生地を通過して内側に浸透するのを防ぐように作られています。

防水の仕組み

防水性能を持たせる方法には、次のようなものがあります。

  • 生地の裏側に防水膜を貼り合わせる

  • 素材に防水コーティングを施す

  • 水を通しにくい素材を使用する

  • 縫い目に防水テープを貼って浸水を防ぐ

防水素材を使っていても、縫い目やファスナーなどから水が入り込むことがあります。

そのため、製品全体の防水性能は素材だけでなく、構造によっても変わります。

防水のメリット

防水の大きなメリットは、雨や水しぶきなどによる浸水を防ぎやすいことです。

特に、長時間雨にさらされる場面では重要な機能となります。

登山用レインウェアや防水バッグ、防水シューズなどに採用されています。

防水のデメリット

防水素材の種類によっては、湿気が外に逃げにくく、蒸れやすくなることがあります。

ただし、最近では水の侵入を防ぎながら、衣服内部の水蒸気を逃がす「防水透湿素材」も使われています。

また、防水性能は永久に続くとは限りません。

経年劣化や摩耗、コーティングの傷みなどによって性能が低下する場合があります。

撥水とは?意味と仕組みを解説

撥水とは、素材の表面で水を弾き、水滴が付着しにくくなることです。

例えば、撥水加工されたジャケットに雨が当たると、水滴が丸くなって表面を転がり落ちることがあります。

撥水の仕組み

撥水加工では、素材の表面を水になじみにくい状態にします。

これにより、水滴が広がりにくくなり、丸い形を保ちやすくなります。

水滴が転がり落ちることで、生地の表面が濡れにくくなる仕組みです。

ただし、撥水加工は水の浸透を完全に防ぐものではありません。

強い雨や長時間の雨では、水が生地の内部まで染み込む場合があります。

撥水のメリット

撥水加工には、次のようなメリットがあります。

  • 小雨や水滴を弾きやすい

  • 水滴が付着しても払い落としやすい

  • 生地の風合いを保ちやすい

  • 汚れが付着しにくくなる場合がある

普段着のジャケットやバッグ、スニーカーなどにも広く使われています。

撥水のデメリット

撥水加工の弱点は、使用や洗濯によって効果が低下することがある点です。

また、撥水加工が施されていても、強い水圧がかかると水が染み込む場合があります。

そのため、撥水だけを頼りに大雨の中で長時間過ごすのはおすすめできません。

防水と撥水はどっちが濡れない?

雨の中で濡れにくい製品を選びたい場合、一般的には十分な防水性能を持つ製品が適しています。

ただし、防水と撥水のどちらが優れているかは、使用する場面によって異なります。

小雨なら撥水でも対応できる場合がある

短時間の小雨であれば、撥水加工されたジャケットやバッグでも十分に役立つ場合があります。

例えば、駅から自宅まで数分歩く程度なら、撥水加工のある上着でも対応できることがあります。

ただし、生地の厚さや撥水性能によって結果は異なります。

大雨や長時間の雨なら防水が有利

大雨の中を歩いたり、長時間屋外で活動したりする場合は、防水性能のある製品が適しています。

特に登山やキャンプなどでは、雨による浸水を防ぐことが重要です。

ただし、防水と表示されている製品でも性能には差があります。

購入時には耐水圧や縫い目の処理などを確認しましょう。

防水と撥水の耐久性はどっちが長持ちする?

防水と撥水では、性能が低下する原因が異なります。

防水の耐久性

防水性能は、防水膜やコーティング、製品の構造などによって保たれています。

しかし、長期間の使用によって次のような問題が起こることがあります。

  • 防水コーティングが劣化する

  • 防水膜が傷む

  • 縫い目の防水テープが剥がれる

  • 生地に穴が開く

このような状態になると、防水性能が低下する可能性があります。

撥水の耐久性

撥水性能は、摩擦や汚れ、洗濯などによって低下することがあります。

例えば、購入したばかりのジャケットでは水滴がよく転がっていたのに、何度も着用するうちに水が広がるようになることがあります。

これは撥水性能が低下している可能性があります。

ただし、製品によっては適切な洗濯や乾燥、撥水剤の使用によって効果を回復できる場合があります。

防水と撥水のどちらが長持ちするかは、素材や加工方法、使用環境によって異なるため、一概には比較できません。

防水と撥水の違いは耐水圧にもある?

雨具を選ぶ際によく見かけるのが「耐水圧」という数値です。

耐水圧とは、生地がどの程度の水圧に耐えられるかを示す指標です。

一般的に、数値が大きいほど強い水圧に耐えやすくなります。

例えば、次のような目安があります。

耐水圧 使用場面の目安
1,000mm程度 軽い雨への対応
5,000mm程度 一般的な雨への対応
10,000mm程度 強い雨や屋外活動
20,000mm以上 登山など厳しい雨天環境

※数値は一般的な参考目安です。実際の浸水しにくさは、雨の強さや着用時間、縫い目、圧力のかかり方などによって異なります。

また、撥水性能は水滴の弾きやすさを示すもので、耐水圧とは別の指標です。

撥水性能が高いからといって、耐水圧も高いとは限りません。

防水と撥水は用途によってどう使い分ける?

防水と撥水のどちらを選ぶか迷った場合は、使用する場面から考えるとわかりやすくなります。

使用する場面 おすすめの機能
普段着のジャケット 撥水
短時間の小雨 撥水または防水
大雨の日の通勤・通学 防水
登山やキャンプ 防水
スニーカーの軽い雨対策 撥水
雨の日に長時間歩く靴 防水
水滴から守りたいバッグ 撥水または防水
雨に長時間さらされる荷物 防水

傘は防水と撥水のどっち?

傘には撥水加工が施されている製品が多くあります。

撥水性能が高いと、使用後に水滴を払い落としやすくなるメリットがあります。

ただし、傘として雨を防ぐには、生地自体の耐水性能や縫製なども重要です。

レインコートは防水と撥水のどっち?

雨の日に長時間着用するレインコートなら、防水性能を重視するのがおすすめです。

特に自転車通勤や登山などでは、耐水圧や透湿性も確認しましょう。

表面に撥水加工が施された防水レインコートなら、水滴を弾きながら内部への浸水も防ぎやすくなります。

靴は防水と撥水のどっち?

普段使いのスニーカーで軽い雨に備えるなら、撥水加工でも役立つ場合があります。

一方、雨の日に長時間歩く場合や水たまりの多い場所では、防水シューズが適しています。

ただし、防水シューズでも履き口から水が入ることがあるため注意が必要です。

防水と撥水に関するよくある質問

Q. 防水と撥水はどちらが上ですか?

防水と撥水は役割が異なるため、単純な上下関係では比較できません。

水の侵入を防ぐことを重視するなら防水、水滴を弾いて表面を濡れにくくすることを重視するなら撥水が適しています。

Q. 撥水加工は洗濯すると落ちますか?

洗濯や摩擦によって撥水性能が低下することがあります。

ただし、製品によっては洗濯で汚れを落としたり、指定された方法で乾燥させたりすることで性能が回復する場合もあります。

必ず洗濯表示やメーカーの取扱説明書を確認してください。

Q. 防水スプレーと撥水スプレーは同じですか?

市販の「防水スプレー」の多くは、実際には素材の表面に撥水性を与える製品です。

そのため、防水スプレーを使用したからといって、完全に水が染み込まなくなるわけではありません。

製品の用途や対応素材を確認して使用しましょう。

Q. 防水と撥水は両方あるほうがいいですか?

雨に長時間さらされるレインウェアなどでは、防水性能と撥水性能の両方を備えていると便利です。

防水膜などが内部への浸水を防ぎ、表面の撥水加工が水滴の付着を抑える役割を果たします。

Q. 防水と撥水のほかに「耐水」とは何ですか?

耐水とは、水に対して一定の抵抗力があることを意味します。

ただし、耐水という表示だけでは、どの程度の水圧や時間に耐えられるのかはわかりません。

製品を選ぶ際には、具体的な耐水性能や試験条件を確認することが大切です。

まとめ:防水と撥水の違いは水を防ぐ仕組みにある!

防水と撥水の違いについて解説しました。

最後に重要なポイントを整理します。

  • 防水:水が素材や製品の内部に入り込むのを防ぐこと。

  • 撥水:素材の表面で水滴を弾くこと。

  • 濡れにくさ:長時間の雨では、十分な防水性能を備えた製品が適している。

  • 耐久性:防水も撥水も使用や経年劣化によって性能が低下する場合がある。

  • 使い分け:小雨や日常使いには撥水、大雨や長時間の屋外活動には防水が適している。

防水と撥水は似ているようで、それぞれ異なる役割を持っています。

特に雨具や靴、バッグなどを購入する際は、表示だけで判断せず、耐水圧や素材、使用目的を確認することが大切です。

「防水は水を通さないための機能、撥水は水を弾くための機能」 と覚えておけば、商品選びでも迷いにくくなるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました