贈賄と収賄の違いとは?意味や具体例、どんな罪になるのかわかりやすく解説

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ニュースで政治家や公務員の不祥事が報じられる際によく耳にする「贈賄(ぞうわい)」と「収賄(しゅうわい)」。

似た言葉ですが、

「どちらが渡す側?」
「何が違うの?」
「民間企業でも収賄になるの?」

と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、

  • 贈賄=賄賂(わいろ)を渡すこと
  • 収賄=賄賂を受け取ること

という違いがあります。

この記事では、贈賄と収賄の違いを具体例とともにわかりやすく解説します。


贈賄とは?

贈賄とは、公務員に対して職務に関する見返りを期待して賄賂を渡したり、渡す約束をしたりすることです。

簡単に言えば、

「渡す側」

が贈賄です。

例えば、

  • 許可を早く出してほしい
  • 入札で有利にしてほしい
  • 行政処分を軽くしてほしい

などの目的で現金や高価な品物を渡す行為が該当します。


収賄とは?

収賄とは、公務員が職務に関する見返りとして賄賂を受け取ることです。

つまり、

「受け取る側」

が収賄です。

現金だけでなく、

  • 商品券
  • 高級時計
  • 接待
  • 海外旅行
  • ゴルフ代

なども状況によっては賄賂と判断される場合があります。


贈賄と収賄の違い

項目 贈賄 収賄
行為 賄賂を渡す 賄賂を受け取る
対象 公務員へ利益を与える側 公務員
立場 渡す人・会社 受け取る公務員
主な目的 優遇してもらう 見返りとして利益を受ける

一言でまとめると、

渡す人が贈賄、受け取る公務員が収賄

です。


「賄賂」とは何?

賄賂とは、

職務上の便宜を図ってもらう見返りとして提供される利益

を指します。

賄賂になるものは現金だけではありません。

例えば、

  • 現金
  • 商品券
  • 高級料理の接待
  • 海外旅行
  • ブランド品
  • ゴルフ代
  • 宿泊費

なども対象になることがあります。


民間企業でも収賄になる?

一般的には、

刑法上の収賄罪は公務員が対象です。

そのため、

民間企業の社員同士では通常「収賄罪」にはなりません。

ただし、

  • 背任罪
  • 横領
  • 特別背任
  • 会社法違反

など、別の犯罪が成立する可能性があります。

また、一部の特別法では民間企業に関する贈収賄が処罰されるケースもあります。


贈賄・収賄の具体例

ケース1

建設会社の担当者が、

「工事を受注できるようにお願いします。」

と言って市役所職員へ現金を渡した。

→ 建設会社:贈賄

→ 市役所職員:収賄


ケース2

役所の職員が、

「商品券をくれたら早く許可を出します。」

と言って受け取った。

→ 商品券を渡した人:贈賄

→ 受け取った公務員:収賄


ケース3

行政処分を軽くしてもらうために高級時計を贈った。

→ 時計を渡した人:贈賄

→ 受け取った公務員:収賄


どんな刑罰がある?

収賄罪には、

  • 単純収賄
  • 受託収賄
  • 事前収賄
  • あっせん収賄

など複数の種類があります。

一方、贈賄を行った側も刑法で処罰されます。

事件の内容によって刑罰は異なりますが、

賄賂を渡した側も処罰対象になる点は覚えておきましょう。


なぜ厳しく処罰されるの?

公務員は、

国民全体の利益のために仕事をする立場です。

もしお金を受け取って特定の人だけを優遇すると、

行政への信頼が失われてしまいます。

そのため、

賄賂に関する犯罪は、公正な行政を守るために厳しく処罰されています。


よくある質問

現金以外でも収賄になりますか?

はい。

商品券や接待、高価なプレゼントなども状況によって賄賂と判断されることがあります。


公務員以外は収賄罪になりませんか?

原則として、刑法の収賄罪は公務員が対象です。

ただし、民間企業でも別の法律に違反する場合があります。


贈賄は未遂でも処罰されますか?

状況によって判断されます。

実際の事件では、約束や働きかけの内容なども含めて総合的に判断されます。


まとめ

贈賄と収賄の違いはとてもシンプルです。

  • 贈賄:賄賂を渡す側
  • 収賄:賄賂を受け取る公務員側

また、

  • 現金だけでなく接待や商品券も賄賂になることがある
  • 刑法上の収賄罪は主に公務員が対象
  • 渡した側も処罰される可能性がある

という点も重要なポイントです。

ニュースで「贈収賄事件」という言葉を見かけたら、「誰が渡したのか」「誰が受け取ったのか」に注目すると、事件の内容をより理解しやすくなるでしょう。

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