ニュースや飛行機の持ち込みルールなどで、
「リチウムイオン電池」
「モバイルバッテリー」
という言葉を耳にする機会が増えています。
しかし、
- 「同じものじゃないの?」
- 「何が違うの?」
- 「飛行機ではどちらも同じ扱い?」
と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、**リチウムイオン電池は「電池そのもの」、モバイルバッテリーは「リチウムイオン電池を内蔵した充電器」**です。
つまり、モバイルバッテリーの中にはリチウムイオン電池が入っています。
この記事では、リチウムイオン電池とモバイルバッテリーの違いや特徴、飛行機での取り扱いまでわかりやすく解説します。
Contents
リチウムイオン電池とは?
リチウムイオン電池とは、繰り返し充電して使える二次電池(充電式電池)の一種です。
小型で軽く、大容量の電力を蓄えられることから、さまざまな製品に使われています。
主な使用例は、
- スマートフォン
- ノートパソコン
- タブレット
- デジタルカメラ
- 電気自動車(EV)
- ワイヤレスイヤホン
などです。
現在では私たちの生活に欠かせない電池となっています。
モバイルバッテリーとは?
モバイルバッテリーとは、スマートフォンやタブレットなどを外出先で充電するための携帯用充電器です。
内部にはリチウムイオン電池が搭載されており、あらかじめ充電しておくことで、コンセントがない場所でも機器を充電できます。
旅行や出張、防災用品としても人気があります。
リチウムイオン電池とモバイルバッテリーの違い
| 項目 | リチウムイオン電池 | モバイルバッテリー |
|---|---|---|
| 正体 | 充電式電池そのもの | 携帯用充電器 |
| 内部 | 電池 | リチウムイオン電池を内蔵 |
| 主な用途 | 機器を動かす | 機器へ電気を供給する |
| 単体利用 | 基本的に不可 | 充電器として利用できる |
簡単に言えば、
**リチウムイオン電池は「部品」、モバイルバッテリーは「製品」**です。
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が入っている
市販されている多くのモバイルバッテリーには、
- リチウムイオン電池
- 充電制御回路
- USB端子
- 保護回路
などが組み込まれています。
つまり、
モバイルバッテリー=リチウムイオン電池+充電機能
というイメージです。
なぜリチウムイオン電池が使われるの?
リチウムイオン電池には次のようなメリットがあります。
軽くて大容量
小型でも多くの電気を蓄えられるため、スマートフォンやノートパソコンに最適です。
繰り返し充電できる
数百回以上充電できる製品も多く、長期間利用できます。
自然放電が少ない
長期間使わなくても電池残量が減りにくいという特徴があります。
デメリットもある
便利な反面、注意点もあります。
高温に弱い
真夏の車内など高温環境では劣化しやすくなります。
衝撃に弱い場合がある
強い衝撃や変形によって発熱・発火するリスクがあります。
経年劣化する
使用年数とともに充電容量が少しずつ減少します。
飛行機ではどう扱われる?
飛行機では、
モバイルバッテリーは機内持ち込みが基本です。
預け荷物には入れられません。
これは、内部にリチウムイオン電池が入っているためです。
また、
ノートパソコンやスマートフォンに内蔵されているリチウムイオン電池も、安全上のルールに従って取り扱われます。
容量によって持ち込み条件が異なる場合があるため、利用する航空会社の案内を確認しましょう。
よくある質問
モバイルバッテリーと充電池は同じですか?
似ていますが異なります。
モバイルバッテリーは充電池を利用した携帯用充電器です。
リチウムイオン電池だけ購入できますか?
はい。
機器の交換用バッテリーとして販売されている場合があります。
ただし、機器ごとの適合製品を選ぶ必要があります。
モバイルバッテリーは寿命がありますか?
あります。
一般的には約2〜3年、または充放電回数300〜500回程度が交換の目安とされています。
膨らみや異常な発熱がある場合は、使用を中止しましょう。
モバイルバッテリーはなぜ預け荷物にできないの?
万が一、内部のリチウムイオン電池が発熱・発火した場合でも、客室内なら客室乗務員がすぐに対応できるためです。
そのため、多くの航空会社では機内持ち込みが義務付けられています。
まとめ
リチウムイオン電池とモバイルバッテリーの違いをまとめると、
- リチウムイオン電池:充電式電池そのもの
- モバイルバッテリー:リチウムイオン電池を内蔵した携帯用充電器
つまり、モバイルバッテリーはリチウムイオン電池を利用した製品の一つです。
近年はスマートフォンやノートパソコン、電気自動車など幅広い製品でリチウムイオン電池が使われており、私たちの生活に欠かせない存在となっています。
安全に使用するためには、高温環境を避けることや、膨らみ・発熱などの異常がある製品は使用を中止することが大切です。
また、飛行機を利用する際は、モバイルバッテリーを預け荷物に入れず、機内持ち込みのルールを守るようにしましょう。


