ベジタリアン、ビーガン、マクロビオティックの違いは?食事内容も紹介

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食事

現代の食生活は多様化していますが、大きく分けると「肉を食べる人」と「食べない人」に分かれます。

肉食中心の人たちとは対照的に、菜食主義者が存在します。

これらの人々は一般にベジタリアンとして知られています。

さて、これ以外にも菜食主義を示す言葉があります。

それがビーガンとマクロビオティックです。

彼らはベジタリアンとどう異なるのでしょうか?

ベジタリアンとは?

ベジタリアンは肉を摂らない人、つまり菜食主義者です。
ただし、一口にベジタリアンと言ってもいくつかのタイプがあります。

・ラクト・ベジタリアン: 乳製品と植物性食品

・ラクト・オボ・ベジタリアン: 乳製品と卵も食べる菜食主義者

・ペスコ・ベジタリアン: 乳製品と卵に加え、魚も食べる

ビーガンとは?

ビーガンは動物性食品を全く摂取しない人たち、「完全菜食主義者」とも呼ばれます。

牛乳や卵はもちろん、肉や魚介、蜂蜜すら摂りません。

ビーガンのタンパク質源は豆類で、大豆や味噌、豆腐を主に摂取します。

海外の著名人、例えばマドンナやアリアナ・グランデもビーガンとして知られています。

ビーガン食の基本

ビーガンは、すべての動物性食品を避け、以下のような植物性食品を中心に摂取します。

  • 野菜と果物: 新鮮な野菜と果物はビーガンの主要な食材です。
  • 豆類と豆製品: タンパク質の供給源として、大豆、豆腐、テンペ、レンズ豆、ひよこ豆などが使われます。
  • 穀物: 玄米、全粒粉、キヌア、オートミールなどの全粒穀物がエネルギーを供給します。
  • ナッツと種子: アーモンド、クルミ、チアシード、亜麻仁などは健康的な脂肪やタンパク質を提供します。
  • その他の植物性食品: 海藻、キノコ、ハーブ、スパイス、植物性オイルなども使用されます。

マクロビオティックとは?

マクロビオティックは長寿の食事法を意味し、日本で生まれた陰陽思想を取り入れたものです。

主食として玄米を中心に、野菜や漬物、乾物を副食とします。

砂糖を使わず、米飴やメープルシロップで甘味をつけ、調味料には昆布や椎茸を使用します。

マクロビオティック食の基本

  1. 全粒穀物:
    • 主に玄米を中心に、全粒小麦、オート麦、キヌア、そばなどを摂取します。食事全体の50〜60%を占めることが理想とされています。
  2. 野菜:
    • 生野菜、蒸し野菜、焼き野菜、煮物など、さまざまな調理法で野菜を摂取します。根菜類や葉菜類をバランスよく取り入れます。
  3. 豆類と豆製品:
    • 大豆、ひよこ豆、レンズ豆などの豆類、豆腐、納豆、味噌などの豆製品が主なタンパク源となります。
  4. 海藻:
    • 昆布、わかめ、ひじき、のりなどの海藻はミネラルの供給源として重視されます。
  5. 発酵食品:
    • 納豆、味噌、醤油、漬物などの発酵食品は腸内環境を整えるために積極的に取り入れられます。
  6. 調味料:
    • 自然塩、醤油、みりん、米酢、黒酢、味噌などの伝統的な調味料を使用します。砂糖を避け、米飴やメープルシロップなど自然な甘味料を使用します。

菜食主義者のメリットとデメリット

菜食主義者には健康的なイメージがあります。

実際、肉食者に比べてがんや心臓病のリスクが低いという研究結果も多く、肉やチーズなどの酸性食品の摂取が糖尿病リスクを上げる報告もあります。

一方で、菜食主義には栄養不足、特にタンパク質不足の懸念もあります。

人間に必須なアミノ酸は動物性タンパク質に多く含まれていますが、菜食主義者が摂取する植物性タンパクではアミノ酸の含有量が少なめです。

さらに、植物性タンパクのみでビタミンB12や鉄分が足りなくなる恐れもあり、その結果、貧血や神経機能障害、生理不順などの健康問題が発生することがあります。

実際、菜食主義を止めて健康を取り戻す人も少なくないようです。

ベジタリアン、ビーガン、マクロビオティックの違いのまとめ

菜食と肉食、どちらが健康に良いか?

これは両者にそれぞれの主張があり、結論は難しい問題です。
ちなみに、私自身は肉食派ですが、野菜を摂ることも欠かしません。

菜食=健康というイメージは強くありますが、何事もバランスが重要です。
最終的には、バランスの取れた食事が最善だと考えています。いかがでしょうか?

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