「おしまい」と「終わり」の違いは?使い分けのポイントを解説

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日本語には、微妙な違いを持つ言葉が多く存在します。
その一例として、「おしまい」と「終わり」があります。

その微妙なニュアンスの違いや使い分けのポイントを解説します。

「おしまい」とは?

「おしまい」は漢字で「お仕舞い」や「お終い」と表記されます。

大辞林によると、その意味は以下の通りです。

  1. 完了すること。「お話はこれで―」
  2. 物事が駄目になること。「おれの人生ももう―だ」
  3. 売り切れ、品切れ。

    ・引用:大辞林

「終わり」とは?

「終わり」の意味は次のように定義されています。

  1. 終わることや物事の最後。「一年の―」「映画の―の部分」
  2. 一生の終局、臨終。「あんな善人があんな―を迎えようとは/春泥(万太郎)」

    ・引用:大辞林

「おしまい」と「終わり」の違いは?

「おしまい」も「終わり」も、物事が終了することを表す言葉で、大きな違いはありません。

もし違いを挙げるとすれば、「始まり」の有無です。

「終わり」は通常、「始まり」と対になることが多いです。

例えば、「人生の終わり」という言葉には「人生の始まり」が対として存在します。 人の生死のように、「始まり」とセットで使われるのが「終わり」です。

一方で、「おしまい」は、始まりが明確でない場合が多いです。

「おしまい」には、様々な要素が絡んでいることが多く、「何もかもうまく行かない。もうおしまいだ」というふうに使います。

「おしまい」と「終わり」の適切な使い分けは?

「おしまい」は感情的な表現です。
「人生の終わり」と言いますが、「人生のおしまい」とは通常言いませんね。

したがって、「おしまい」を使う場合は、「俺の人生はもうおしまいだ」というように、感情を込めた表現になります。

「おしまい」は「終わり」と比較して、よりカジュアルな言葉です。

そのため、親しい人との会話以外で使うと、適切ではない場合があるので注意が必要です。

「おしまい」と「終わり」の違いのまとめ

「おしまい」と「終わり」には明確な意味の違いはないものの、適切な使い分けが求められます。

「おしまい」は感情的な表現なので、誤った使い方をすると、ふざけていると受け取られることもありますので注意が必要です。

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