「カタツムリ」と「エスカルゴ」、どちらも渦巻き状の殻を持つ生き物ですが、何か違うのでしょうか?
見た目が似ているだけに、その違いが気になる方もいらっしゃることでしょう。
この記事では、そんな疑問を解決すべく、カタツムリとエスカルゴの違いについて、わかりやすく解説します。
Contents
カタツムリとは?
カタツムリは、陸生の巻貝の一種で、特に日本では一般的に見られる生物です。
庭先や公園などで見かけることが多く、湿気のある環境を好みます。
カタツムリは日本をはじめ、世界各地にさまざまな種類が存在しており、一般には食用にはされません。
エスカルゴとは?
エスカルゴは、フランス料理で使われる食用のカタツムリのことを指します。
特に、ヨーロッパ原産の「地中海カタツムリ」や「ブルゴーニュカタツムリ」がエスカルゴ料理に利用されます。
エスカルゴは特別な手法で調理され、ガーリックバターなどのソースで味付けされることが一般的です。
カタツムリとエスカルゴの違い
種の違い
カタツムリは一般的な名称で、多くの異なる種を含んでいます。
対して、エスカルゴは食用に適した特定の種です。
用途の違い
カタツムリは観賞や自然観察の対象となることが多いのに対し、エスカルゴはフランス料理で食用として親しまれています。
調理方法
カタツムリは通常調理されることがない一方で、エスカルゴは特別な処理を経て美味しい料理に仕上げられます。
エスカルゴは食用に適したカタツムリの総称です。
つまり、広義ではエスカルゴもカタツムリの一種ということになります。
食用エスカルゴの種類
食用エスカルゴとして有名なのは、主に以下の3種類です。
・ブルゴーニュ種: フランス産で、高級エスカルゴとして知られています。
・グロ・グリ種: フランス語で「大きな灰色」という意味で、その名の通り大型なのが特徴です。
・プティ・グリ種: ブルゴーニュ種よりも小型で、繁殖力が強い品種です。
カタツムリは食べられる?
では、私たちが普段見かけるカタツムリは食べられるのでしょうか?
答えは、基本的には食べない方が良いです。
食用エスカルゴは、衛生管理の行き届いた環境で育てられ、寄生虫のリスクを減らすため、しっかりと調理されています。
一方、野生のカタツムリは寄生虫がいる可能性が高く、食中毒の危険性があります。
カタツムリとエスカルゴの違いのまとめ
カタツムリとエスカルゴの違い、ご理解いただけたでしょうか?
エスカルゴは、食用として安全に食べられるよう管理・調理されたカタツムリの一種です。
興味のある方は、レストランで美味しいエスカルゴ料理を味わってみてください!
ただし、野生のカタツムリは食べるのは避けましょう。