「離す」と「放す」
どちらも何かから何かを離すことを表す言葉ですが、何となく使い分けに迷ってしまうことってありませんか？
「手を離す」は正解だけど、「手を放す」だとちょっと違うような……
この記事では「離す」と「放す」の違いをわかりやすく解説していきます。
Contents
「離す」の意味と使い方
「離す」は、物理的な距離を取る動作や状態を表します。
この漢字は「離れる」という言葉と関連しており、あるものを別のものから遠ざける、または距離を置く行為を意味します。
「離す」の具体的な使い方
・手を離す：物を持っていた手を開いて、物との接触を断つこと。
・距離を離す：物理的に距離を広げること。または人間関係で距離を取ることを意味する場合もあります。
「放す」の意味と使い方
「放す」は特定の場所や状態から自由にすることを意味します。
この漢字は「放つ」という言葉とも関連があり、拘束や制限を解いて自由にする意味があります。
「放す」の具体的な使い方
・鳥を放す：籠や手から鳥を自由にしてあげること。
・犬を放す：リードを外して犬を自由にさせること。
違いを意識した使い分けのポイント
距離の変化を意識する場合は「離す」
物理的に何かを遠ざける、または関係性を遠ざけるという場合は「離す」を使いましょう。
自由にすることを意識する場合は「放す」
何かを解放して自由にしてあげるという場合は「放す」を使います。
「離す」と「放す」違いのまとめ
「離す」と「放す」は、同じ「はなす」という音を持つ日本語ですが、それぞれ異なる意味を持っています。
距離を取るという意味では「離す」、解放するという意味では「放す」と覚えておくと良いでしょう。
それぞれの意味を正しく理解して、適切な場面で使い分けましょう。
文章や会話をする際には、違いを意識して正確に使ってみてくださいね。
