「越える」と「超える」、どちらも同じように使えそうで、でも何となく違うような…と、モヤモヤしていませんか?
実はこの2つの言葉、使い方のルールはとってもシンプルなんです。
そこで、この記事では、「越える」と「超える」の意味と使い方の違いを、例文を交えながらわかりやすく解説していきます。
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「越える」とは?
「越える」は、物理的な障害や境界を移動すること、または何かを乗り越えることを指します。
この言葉は通常、次のような文脈で使われます。
・物理的な障害を超える時
例: 「山を越える」「川を越える」
・時間や時代を越えて存在する時
例: 「世代を越える」
これらの例から、「越える」は実際の移動や具体的な境界を意味することが分かります。
「超える」とは?
一方で「超える」は、抽象的な限界や数値、目標などを上回ることに用いられます。
この言葉は次のような場面で使用されます。
・数値や基準を上回る時
例: 「売上目標を超える」「10万人を超える観客」
・抽象的な限界を突破する時
例: 「期待を超えるパフォーマンス」「自己を超える」
「超える」は、目に見えない限界や目標を達成または上回ることを指し、抽象的な概念として使われることが多いです。
「越える」と「超える」を具体例で比較
ここで具体的な例を挙げて、違いをより明確にしましょう。
・「国境を越える」 : 現実の物理的境界を渡るイメージです。
・「売上が1億円を超える」 : 抽象的な数値の目標を突破したというニュアンスです。
「越える」と「超える」をどう使い分ける? 迷ったら「超える」でOK!
「越える」と「超える」は、どちらも「ある基準や限界を上回る」という意味では同じように使えます。
しかし、「越える」は具体的なものに対して、「超える」は抽象的なものに対して使うという違いがあります。
迷った場合は、「超える」を使っておけば、ほとんどの場合問題ありません。
「越える」と「超える」の違いのまとめ
・「越える」:具体的な障害物や基準を超える場合に使う
・「超える」:抽象的な基準や限界を超える場合に使う
どちらの言葉も使える場合は、「超える」を使えばOK!
これで、「越える」と「超える」の違いはバッチリですね!
この違いを理解して、自信を持って使い分けていきましょう!